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【EPAとDHAの効能①】

【EPAとDHAの効能①】

Food Groove Japanの部会には「最強!!魚探求部会★」があるのはみなさんご存知ですよね!!
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Food Groove Japan 通信では「青魚のEPAとマグロのDHAって何に良くってどう違うのか」を2回に分けてお伝えします。
解説はFGJ食の機能性部会の高岡様です。
では、お楽しみください。

■青魚のEPAとマグロのDHAって何に良くってどう違うのか(1)

Food Groove Japan 食の機能性部会の高岡です。
みなさん、EPAとDHAって聞いたことはありますよね。
身体に良い、魚類に多く含まれている脂ということはご存じかと思います。
EPAとDHAって何にどう良いの?と聞かれてもうまく答えられない方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、そんな方のための情報です。

脂は大きく「常温で固体」と「常温で液体」の2種類に分けられます。常温で固体の脂は「皮下脂肪」や「内臓脂肪」という形で我々も持っています。
EPAもDHAも「常温で液体」の「不飽和脂肪酸」に分類されます。
不飽和脂肪酸の中でも「必須脂肪酸」と「必須脂肪酸ではないもの」に分けることができます。

必須脂肪酸は「体内で作ることができない脂肪酸」です。必須脂肪酸にはオメガ3とオメガ6があります。
代表的なオメガ3にはエゴマ油や亜麻仁油に多く含まれる「αリノレン酸」、青魚に多く含まれる「EPA」、マグロやサーモンに多く含まれる「DHA」があります。
「EPAもDHAも身体に必要でありながら、体内で作ることができないので、食品から摂取しなければならない脂」ということで、とても大切なのです。

そんな大切なEPAの代表的なのはいわゆる「血液をさらさらにする」働きです。
一言で血液をさらさらにする働きといっても、いろんな「血液をさらさらにする」働きがありますが、EPAは「血栓ができにくくする」働きと「中性脂肪を減らす」働きを持っています。
血栓ができにくくする働きは血管が詰まるのを防いでくれるので、脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化のリスクを下げてくれます。
中性脂肪が多い人は「血液中に脂肪が多い」ため血液が重たく流れにくくなります。いわゆいる血液がドロドロの状態になります。この状態は動脈硬化のリスクが高まります。
また、血液の流れがスムースでないことで、臓器や筋肉へ酸素や栄養の供給が十分に行き渡らなければ、他の人よりも疲れやすかったり、肌も含めた加齢の進行が進む可能性が高くなります。
EPAの摂取は多めの中性脂肪を減らす働きがありますから、動脈硬化のリスクを減らして、血液をさらさらにして、酸素や栄養の供給を十分にいきわたらすことで疲労を回復したり、肌も身体も生き生きとなれる可能性が高くなります。
その他のEPAの働きとして炎症を抑える、アレルギーを軽減させる、精神の安定、肌の潤い効果などがあります。

では、このEPAはいつ摂るのが良いのか。
「朝食」の摂取と「夕飯」での摂取では、朝食での摂取の方が「血液をサラサラにする効果」と「肝臓の中性脂肪を減らす効果」が共に高いのです。
後日特集を組みたいと思いますが、タンパク質も「朝食」でしっかり摂取した方が効率よく筋肉になります。なので、タンパク質と魚は「朝食」でしっかり食べることが大事です。
焼き魚に味噌汁、納豆、卵焼きという「The 日本の朝食」は血液にも筋肉にも最高な食事と言えるわけです。

次回はDHAとオメガ3について、続きをお伝えします。

[2021.4.29 文 食の機能性部会:高岡、 広報:大内]