— Food Groove Japan 米づくりプロジェクト2025
こんにちは、FOOD GROOVE JAPAN事務局です。
由利本荘市と連携して進めている「米づくりプロジェクト」の稲刈り体験(10/4–10/5)をレポートします。田植えに続く第2弾。今回も“心ふるえる食体験”を合言葉に、田んぼと里山の恵みをまるごと味わう1泊2日となりました。
プロジェクトのねらい
米づくりの現場に触れ、地域の食文化と人に出会い、関係人口を広げていくこと。田植え→生育→稲刈り→新米の食卓までを通年でつなぎ、「作る・学ぶ・食べる・語る」を一体の体験としてお届けしています。
1日目:オリエン&ランチ → 稲刈り体験
黄桜の里でウォームアップ
会場は東由利の「黄桜の里」。由利本荘産のおにぎりと具だくさんの豚汁でスタート。お米の甘みがやさしく広がり、気持ちが一気に“現地モード”に。
田んぼへ:黄金色の穂を刈る
生産者の獄石さんから稲刈りの基本のレクチャー。
- 握りは親指を上
- 鎌は穂の根元をつけて、斜め45度にすっと上から下へ動かす
このフォームを守ると、力まずスッと刈れて安全性も上がります。
一面の黄金色が今年の出来の良さを物語る中、メンバーは汗だくになりながらも笑顔。澄んだ風が稲の香りを運び、穂が倒れるたびに“収穫のリズム”が体に刻まれていきました。
夜:東由利特産品試食会&おかゆ歌謡ショー
会場は昭和の披露宴のようなあたたかい雰囲気。由利本荘の食材をふんだんに使った料理や日本酒をいただきながら、東由利観光応援大使おかゆさんの生歌に耳を傾けます。ストレートな歌声に会場がひとつになり、「作って、食べて、歌う」地域の宴を皆で共有しました。
2日目:熊鈴を鳴らして里山へ—収穫散策
熊よけの鈴をつけて、「山遊庭の森」へ。
森の中には秋の恵みがたくさん。アケビやみずのコブ、茗荷などがありました。
続いて、地域おこし協力隊が再生した「高館山のぽろたん栗の栗園」へ。大粒の栗であるぽろたんは、ゆでると皮が“ぽろっ”とむけやすいのが特長で、地元和菓子店にも卸されているとのこと。
一方で、熊による食害で倒された木もあり、熊被害をリアルに感じることもできました。
ランチ:高瀬館の新米&芋の子汁
締めは「高瀬館」で由利本荘の新米と芋の子汁。みずみずしいごはんに、具だくさんの汁がしみ渡ります。体験の余韻とともに、テーブルに集う笑顔が印象的でした。
由利本荘市ミニガイド
秋田県の南西部に位置し、面積は秋田県でNo.1。季節によって表情を変える霊峰・鳥海山とその麓に広がる鳥海高原、西は日本海に面している。山・川・海にわたって恵まれた多くの自然の中を生かし、稲作のほか、秋田由利牛、フランス鴨、アスパラガス、海鮮など豊かな食の資源に恵まれています。
由利本荘市の詳細はこちら。https://www.city.yurihonjo.lg.jp/1002187/index.html
次回予告
「米づくりプロジェクト」は、田植え→稲刈り→新米を味わう体験へと続きます。次回は1月24日(土)にさかなさまにてフードイベントを開催予定。
内容は
・米づくりプロジェクトのお米を使った料理提供
・ご協力いただいた農家のお話し
・米づくりの感想、ふりかえり
ぜひ奮ってご参加ください。なお詳細が決まりましたらFGJ公式サイトやSNSでお知らせします。心ふるえる食体験を、一緒に。