珈琲と燗酒の二刀流 侍だけにキレが凄い!
侍 七星 徹 と申します。
このコラムでは毎月「今月の誉酒」として私のおすすめの日本酒を紹介致します。
今月は、不易流行を志し丹波杜氏の伝統を守り革新的酒造りを牽引する菊正宗。この酒は歴史と技能が織りなす至高の一献となることでしょう。
大手の酒と聞くと大衆酒 安酒と思う方もいるかも知れません。
拙者自身も日本酒を学んだ始めのころは地酒こそが至上、素晴らしいと思っていたそんな時期もありました。
しかし、永い歴史の上で第一線で酒を造り売り続けた大手だからこそ信念と自信。それは酒造り魂となって酒に宿ります。しっかり販売できるからこそ莫大な予算を酒の研究にかけ、そして日本の酒の伝統と品質、販促の底上げに多大な予算を投じているのです。
その技術、信念のもと味、質、価格に三方良しの酒を作っています。
今回第一回目の誉れ酒に菊正宗 樽酒生酛純米を推した理由は徳川の天下泰平の世には欠かせない酒だからです。
今年の大河ドラマ「べらぼう」。江戸文化を象徴する浮世絵の名プロデューサー蔦屋 重三郎のお話ですね。江戸の町人文化が花開いた時代だということは皆さまもご存じでしょう。当時の江戸は徳川将軍の下、泰平の世となり世界で唯一100万人都市を成し遂げました。そして江戸に住まう人々がこぞって呑んでいたのが下り酒と言われる、上方で造られた日本酒なのです。
下り酒とは
大阪、伊丹、池田、灘目など上方で造られた日本酒を船で江戸に運ばれたことに由来します。江戸で消費される酒の8割以上が下り酒でした。ちなみに現代、価値がないとか取るに足らないの意味で使う「くだらない。」その語源は「江戸に送られない品(上方から江戸に下らない)」つまり、品質が劣るという意味から使う様になったと言われているとかいないとか |
灘の下り酒の特徴は辛口で味が濃く色も濃い。
そして当時の酒は運搬容器に杉樽酒を用いていましたので杉の香りがしたことでしょう。正に菊正宗の樽酒純米は当時を思い出させる酒なのです。
しかし当時のままではかなり好みが分かれるところ、菊正宗は令和の時代にそった美味いをつくっています。樽の杉の爽やかな香りキリリと引き締まった喉越し、濾過をすることで綺麗に澄んだやや淡麗に仕上げてあります。
辛さの奥に余韻と共に訪れる芳醇な旨さは呑み飽きせず御造りや脂質の多い魚料理との相性抜群です。コレは酒の褒め言葉。甘、辛、ピンのピンが相応しいと拙者は思う。
それを可能としているのは丹波杜氏の技能。酒造りの最高峰、生酛造りに他なりません。菊正宗HPに良い一文がありました。
“生酛造りが育む力強い酵母が、香味においても単純ではなく、幅があり奥行きにも深い味わいが感じられるという生酛造り特有の「押し味」を演出する。”
菊正宗HP https://www.kikumasamune.co.jp/products/brand/honjou/index.html より
天晴れなり!
今回紹介した酒は、日本橋茅場町にあるFGJ旗艦店 米と魚さかなさま 日本橋茅場町店にて飲むことができます。おススメの飲み方は、
燗、冷や(常温)
江戸の世では年中燗つけて呑むのが当たり前。当時に思いを馳せてぜひさかなさま名物 炊き上げ燗で頂いてくだされ。
因みに、米と魚さかなさま茅場町店のあるこの地域、茅場町と新川は日本酒との深い関わりがある場所です。ここは江戸時代、下り酒が水揚げされ蔵に納められていた場所で、蔵が建ち並び酒の一大集積地でした。現在でも、大手酒卸し会社が居を構え、酒卸しの神である新川大神宮(寛永2年に創建) などが当時の面影を今に伝えています。
侍 七星 徹について
ところで、初回のコラムということで拙者、七星徹の自己紹介を少々させていただきましょう。
コーヒー焙煎歴史31年人生の大半を豆と共に歩む珈琲人、酒は二十歳からなので先に出会ったコーヒーを業に日本酒は好きで飲んでいましたが、FGJ共同代表鈴木殿に出会い炊き上げ燗の妙をに感銘を受け学び、FGJ旗艦店米と魚 さかなさま茅場町店の御燗番として店に立ち燗酒の美味しさと日本酒の楽しさを伝えております。
コーヒー焙煎歴史31年人生の大半を豆と共に歩む珈琲人、
酒は二十歳からなので先に出会ったコーヒーを業に日本酒は好きで飲んでいましたが、FGJ共同代表鈴木殿に出会い炊き上げ燗の妙をに感銘を受け学び、現在はFGJ旗艦店米と魚 さかなさま茅場町店の御燗番として店に立ち燗酒の美味しさと日本酒の楽しさを伝えております。
人は食べた物でしか身体は造られない。不調を訴える人には必ず食に問題があると思っています。古代中国の言葉で医食同源と言う言葉があります。病気を治療するのも日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つためには欠くことができないもので、源は同じと言う考えです。正しい食事と形は人々を健康に導いてくれると信じでいます。
拙者自身、食への関心は人よりかなり強くなったきっかけは一般的には問題ないとされる劣化や混ぜ物に対して食べてから身体が反応することで気付くことができ、何故その様なことが起きるのかを調べたのが始まりでした。そして特にコーヒーは正しい形と流通の形が差が大きいこと気づくことができました。
現在の社会システムでは全てを否定することは出来ないのは承知ですが、その中でいかに正しい知識を得、正しい食材を予算と言う枠組みの中で手に入れるかにかかっていると思います。
珈琲屋と言う立場から食の安心と安全。健康について向き合っていいます。
七星の珈琲
江戸の引きの美学に学び完成させた日本人の味覚にあった味重視のコーヒーです。しっかり味わえるのに澄み切ったテイスト、余韻とキレが凄いのが特徴。コーヒーに対して「不可能なものを除外していって残った物がどんなに信じられなくてもそれが真相」と言うメガネをかけた世界的名探偵の考えを体現しています。
七星の年表
1980 下野国に生を受け
1993 中学一年冬 コーヒーの真実に気づきコーヒー焙煎始める
1998 航空自衛隊 航空機整備士として勤務
2000 日本酒の真実に気づき日本酒を好きになる
2001 工学院大建築科
2004 医療機器営業として全国を回る傍ら地酒を飲みまくる、東洋医学を学ぶ
2008 自家焙煎コーヒー販売開始
火鉢を手に入れた為、燗酒の美味しさ楽しさを知る
2015 七星珈琲店立ち上げ、神社の屋台に出店
2017 門前仲町に出店
2018 沖縄コーヒー遠征
2020 向島に出店
2021 蔵前に出店
2022 介護福祉士取得
2023 浅草に出店
FGJ共同代表鈴木殿と出会う 炊き上げ燗の妙を知る
2024 さかなさまにて御燗番をする 燗酒侍として活動