2025年10月13日(月)、秋晴れのもと「山歩き&下山ご褒美メシ&温泉イベント」を開催しました!
今回はFOOD GROOVE JAPAN本体の公式イベントではありませんが、FGJ食と健康チームの一員として、“FGJの名に恥じないイベントを”という気持ちで企画しました。
下山後のご褒美メシには、埼玉のジビエを提供する西吾野の古民家カフェ 「時の音(ときのね)」 さんにお世話になりました。

🚶♂️行程:吾野駅から子ノ権現へ!
参加者の皆さまは、西武池袋駅8:35発の急行に乗車し、飯能で乗り換えて9:54に吾野駅に到着。
駅でトイレ・ストレッチを済ませ、登山スタートです。
まずは改札反対側にある吾野湧水で天然水をボトルに補給(※飲用は自己責任)。
その後、関東ふれあいの道に入り、石灰搬出場の脇を抜けて進みます。
約1.3kmで秩父御岳神社の入口に到着。今回は初級コースのため、正式参拝は次回にお預けです。

🌲沢沿いを登り、不動滝で一休み
御岳神社脇の山道を入り、左に沢を見ながら舗装道を登ります。
前後2人組に分かれて歩き、途中でメンバーをシャッフルしながら親睦を深めました。
吾野駅から約1時間(3.2km、高度328m)で不動堂に到着。隣には小さな滝「不動滝」。
ここで休憩し、参加者の方が持ってきてくださった福島名物・薄皮饅頭をいただきました。
こういう「行動食」も山歩きの大切な楽しみ。今回は私から甘栗とクッキーも差し入れしました。
⛩ 降魔橋を渡り、子ノ権現へ


舗装道が終わると、いよいよ山道へ。
入口には「降魔橋」という少し不思議な名の橋があり、ここが修験者「子ノ聖」が悪鬼を退治した伝承の地だとか。
杉林の中を進む登山道はところどころ険しく、運動不足の方には少しハード。
しかしその分、自然の香りや風が心地よく、
“この道の先のビールとジビエのために登る!”と気合が入ります。
吾野駅から約1時間40分(4.4km、高度593m地点)を過ぎたあたりで小休憩を挟み、
最後は傾斜の緩やかな舗装路を歩きながら、目的地の子ノ権現天龍寺へ。到着はちょうど12時。
手水舎で清めてから参拝。
子の権現天龍寺では、自分はこのイベントが無事に終わること、そして次の企画の成功を祈念しました。
本堂前の大わらじで記念撮影をし、さらに奥の**見晴台(標高約640m)**へ。

天気がよければスカイツリーも見える絶景スポットです。
🍴 西吾野「時の音」さんでご褒美ジビエメシ!
12:30に下山開始しました。頂上に到達した時の疲労困憊からはうってかわり、下りは最初の頃のテンションが戻って、ポーズをとる余裕も出てきましたw

13:40に全員無事下山(総歩行距離8.1km)。
お疲れ山でした!

🍴 ご褒美の舞台は「時の音」さん 〜心尽くしの地元ジビエ〜
乾杯のハートランドビール🍺が冷え冷えで最高!
「うわぁ美味しい…」「こういうの最高…」という心の底から生まれる、しみじみとしたつぶやきが聞こえてきました。
🐟 削りたての香り立つ“猫まんま”
私はまず、薬味山盛り蕎麦と猫まんまを注文。
この猫まんまは、ただのご飯ではありません。
なんと、自分で鰹節を削って仕上げる特別仕様。


世界一硬いと言われる鰹節を削り器にかけると、ふわっと舞い上がる香り。
削りたての風味が湯気とともに立ちのぼり、その香ばしさだけで幸せな気持ちになります。
宮原さんが「登山後の塩分補給にぴったりですよ」と笑顔で勧めてくださり、
心も体もほぐれていくようなやさしい味わいでした。
🦌 ロースト鹿丼と、背ロースの奇跡
参加者の皆さんは、それぞれロースト鹿肉丼を注文。
この日のために、宮原さんが特別に仕入れてくださったのは――普段は都内の高級フレンチでしか扱われない背ロース肉。
そのことを伺った瞬間「おぉ!」との声が。
目の前の丼には、絶妙に火入れされたロゼ色の鹿肉が美しく並び、ひと口食べると、きめ細やかな肉質と深みのある旨味が広がります。
食べてみると「これはすごい…」「こんな鹿肉、初めて食べた」参加者から自然に感嘆の声が上がり、あらためて“地元の力を信じて、全力で饗してくださるお店”だと感じました。

🍉 登山の疲れを癒すスイカのかき氷
食後には、宮原さんからの温かなサプライズ。
FGJのイベントに参加してくれた参加者のために、特別にスイカのかき氷を用意してくださいました。
小玉スイカを半分使い、種を丁寧に取り除いて凍らせ、シャリシャリと削って器に盛る――その手間だけでも愛情を感じます。
自然な甘さが疲れた体に染み渡りました。
💐 感謝を込めて
「時の音」さんの宮原さん、そしてスタッフの皆さま。
登山後の私たちのために、ここまで心を込めて饗してくださったことに、心から感謝申し上げます。
あの鹿肉の香り、鰹節の削り音、スイカの優しい甘さ――
すべてが記憶に残る“至福の時間”となりました。
時の音 さんは、料理を通して「地元の恵みと人の温もり」を伝えてくれる場所です。
その想いに触れた私たちもまた、食と健康の原点を再確認することができました。

♨️
名残惜しくも次の目的地に向けてお世話になった古民家カフェ時の音さんを出発し、西吾野14:14発の電車で西武秩父へ。
一部メンバーが駅で踏切が下りてしまうという軽いハプニングもありつつ(笑)、無事到着。

温泉は「西武秩父駅前温泉 祭の湯」。
深さ2,000mから汲み上げた天然温泉で、鉄分とよう素を多く含む希少な泉質。
冷たい水風呂が最高でした!
入浴後は、お土産屋で秩父の地酒・ワイン・クラフトビールを楽しみ、各自お土産を買って
帰りの特急で心地よい疲労感とともに東京へ帰りました。
(写真は自分がお土産に購入したFGJメンバーの丸山農園さんの秩父きゅうりのピクルス。めっちゃ美味しいんです)

🙏 まとめ
「山歩きは初めて」という方も多かった今回。
終わってみれば、笑顔と達成感に満ちた最高の1日でした。
頂上の達成感、地元ジビエの美味しさ、そして温泉の癒し。
まさに“心と体が喜ぶ1日”となりました。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
次回は11月16日に、同じ山歩きイベントを開催します。
記:FOOD GROOVE JAPAN 食と健康チーム 高岡