2026年6月28日、FOOD GROOVE JAPAN(FGJ)は「食の質向上勉強会」を開催いたしました。
また、スペシャルゲストに、越田商店の越田英之様をお迎えし、
これからの日本の食のあり方について意見を交換する場となりました。

【ゲスト紹介:越田商店について】
越田商店は、茨城県神栖市波崎を拠点に、長年にわたり魚の加工・干物づくりに取り組んできた水産加工事業者です。代々受け継がれてきた製法と職人の技術を大切にしながら、魚本来の旨味を引き出すものづくりを続けています。
なかでも代表的な商品「もの凄い鯖」は、厳選した鯖を丁寧に手作業で捌き、独自の熟成つけ汁に漬け込んで干し上げることで、素材の旨味を最大限に引き出しています。その味わいは多くの料理人から高く評価され、飲食店などを通じて広く親しまれています。
長い歴史の中で培われた伝統と技術を守りながら、現代の食卓へ魚の魅力を届け続ける越田商店。その取り組みは、食材の価値を高め、豊かな食文化を次世代へつなぐ活動をしています。
http://kosidasyouten.com/
(越田商店様 ホームページ情報)
「小さな定食屋さんが運命を買えるきっかけを作ってくれました」
今回は越田さんから、3代目としての今までの経緯や自分自身の作る商品についての思いを聴く機会を頂きました。
その中でも、印象的だったのが、いわゆる低迷期に当たるタイミングのお話でした。
実は今では多くの人から愛される越田商店さんのものすごい鯖ですが、
一時期、売り先が減り、作っても買い手がつかない状況となった事がありました。
そんな時に今でも大切に使っている熟成つけ汁を手放し、
添加物等を活用するか考えた時期もあったとの事でした。
越田さんは窮地に立った時に「自分の子供達に食べさせられる干物を作りつづけたい」と考え、
昔からのスタイルを貫くことを決意しました。
しかし、その後も苦しい状況は続き、遂に辞めよう、、と思った時、1本の電話が入りました。
それは小さな定食屋さんからの発注でした。
小さな定食屋の方に「他の鯖じゃダメなのよ」と言われ、
思わず店舗まで直接持って行っていきました。
持って行った時にその場にいたお客様に「ここは鯖が一番美味いんだよ」と言ってもらったことが、
とても印象的だったそうです。
そこから、小さなご縁を大切に、胸を張って提供できる商品を作りつづける事で今の越田商店さんの形に繋がりました。
(参加者)
『飲食店で売り上げを上げる1つの方法は「生産者と繋がる」こと』
今回の勉強会ではこんなテーマを元に意見交換をしました。
飲食店関係、メーカー、食品卸関係等立場は違えど、「これからの飲食店のあり方」というテーマから発展し、
「未来の日本の食」について話し合いを行いました。
【実食を通しての食の質の学び】
今回の勉強会では、実際にものすごい鯖と一般的な鯖の食べ比べをしました。
口に入れる直前の香り、鯖の身の歯ざわり等各段に違うなと参加者の皆さんは実体験を元に感じて頂きました。

【会全体を通して】
今回の勉強会を通し、生産者の方々が普段どんな思いを込めてどんな変遷をたどり、今の味にたどり着いたのか。
そして、実際に食べ比べをすることによって生産者の方々のこだわりや技術を体感する事が出来ました。
「生産者と繋がる」事が今後の飲食店がどうお客様に求められるようになるかという大事なポイントになってきます。
FOOD GROOVE JAPANは今後も生産者と消費者、そして生産者と飲食店を繋げていく取り組みをしていきます。
【次回 勉強会について】

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